ルターはプロテスタントの生みの親的存在であり、宗教改革の立役者だけど、ルターをそのまま継承しているのはルーテル教会になる。ローマカトリックの影響が色濃いので、キリスト教を知らない人にとっては、一見プロテスタントとの区別がつかない風貌なんじゃないかと思うの。
それなら、ルター派の人が書いた本が良いとこちらを読もうと考えてる。
マルティン・ルター−ことばに生きた改革者 (岩波新書)
著者はエキュメニズム派なので、カトリックとの統合的立場がある人物なのかもしれないけれど、一応ルーテルの神学博士。ルターの細かい事が書かれているような気がするのよ。
ルーテルを見ると、プロテスタントがプロテスタントになる前、中世以降ぐらいですね。いかにカトリックの影響が色濃い状態だったかを見る事ができているように思うのよ。
ルターについて、わからない事や知らない事もまだまだ多いので、気をつけて本を手に取ってみようと考えています。
わからない事 Vol2。
レインボーケーキといえば、結婚式のイメージありません?わかるかな?私のイメージ。
でもインスタグラム、特に日本人がレインボーケーキやレインボーパンケーキを、日常で焼いてたりするのを見かけるのよ。
ただの平日、ただの日常、考えられる理由としてはインスタ映えってやつ?
レンボーケーキでタグ打ちされていたり、ただの日常やんなぁ〜と思いながら見ていると「なんで?なんでレインボーケーキ?」って思っちゃうの。
クリスチャンにとって、虹は意味のあるものでしょ?神と人との契約のしるし。平和や夢の象徴なんかとも重なって、お祝い事に焼くケーキとしてはピッタリ。だから、レインボーケーキを見ると「なんの日?」って先入観があるのかもしれないです。
日常で焼いちゃいけないものでもないのに「なんで?」って考えちゃう自分の狭さにちょっと呆れ。
わからない事 vol3。
YouTubeのような動画投稿に対して、Good や Bad があるでしょ?日本人の使い方、ちょっと変わってるよね?って思うときがあるの。
「きみに良いニュースと悪いニュースがあるよ」これは、イタリア人と会話するときに時々聞く定番の日常会話。英語圏の人も良く使うでしょ?良いニュースと悪いニュース。
どちらのニュースを先に聞くかを聞く質問文でもあったりする。
たいていの場合、私の周囲だけかもしれないけれどね。悪いニュースは本当に悪いニュースなのよ。ガッカリしたり、残念だったり、腹立つような内容だったりする。でも、それに比較してさ、良いニュースが良いニュースだったためしがないの。私の経験ではね。
お医者さんを旦那さんに持つイタリア人女性とスカイプで会話をしていたときこのセリフを言いながら旦那さんが帰宅したのよ。
丸聞こえだから聞いていたの。
奥さん「悪いニュースからどうぞ」
旦那さん「ごめん。どうしても旅行に行けなくなったよ。レストランの予約もキャンセルしなければならない。困った。」
奥さん「なんですって!ブツクサガミガミ…」
旦那さん「でもいいニュースもあるんだ」
奥さん「なに?」
旦那さん「レストランに行けないなんてかわいそうだからと、ママが料理を作りにきてくれるってさ!今からだよ!姉さん夫婦も一緒だよ!」
奥さん「な〜んですって?私が大変なだけ!どこがいいニュースなの?今から?!ノー!!!!なんて事!」
ほとんど日本の嫁さんと姑さんと同じ関係なんだろうね。小姑夫妻までついてくるなんて、奥さんにとってはWの悪いニュースだったっていうのをね。リアルタイムで聞かされました(笑)
投稿動画とどう関係があるかというと、悪いニュースを聞いた時の反応、良いニュースを聞いた時の反応。そして、その内容が自分の意に合わなかったときの反応。これを示すのが Good ボタンと Bad ボタンなのよ。
だから、戦争がはじまりましたという内容を知らせる動画があったとしてね。その内容がすごく良くても、それは悪いニュースだから Bad を押す。そういう使い方なのよ。
日本って違うでしょ?もっと感情的だし。
だからさぁ、Bad も Good もどう扱っていいかわからなくなるときがあるのよ。特にいろんな国の人が入り混じっているような空間ではね。
え〜。こういう場合はどっちなんだろ〜って思っちゃうの。特に、「AさんがBさんの投稿にイイネしました!」みたいな、わざわざ他人にそれを知らしめる機能があると悩むの。わかる?
何もアクションをしなければスルーしてるみたいじゃない?それで、目安にしている人が押した方を押すみたいな?おかしな世渡りの仕方を習得し続ける日々なのよね〜。
大人になってもわからない事って多いよね〜。