2020年01月12日

パターナリズムと制限(前編)

私が最近書いている「共産主義的考え方だ。」と言っている事について、少しだけ意見を述べてみようかな?と思うの。




■言葉の定義



◆パターナリズムとは?

パターナリズム ( paternalism ) と言うのは、例えば、雇用主と労働者とか、親と未成年者のように、支配される側とされる側。保護する側とされる側の相互関係を言います。

保護目的や責任の帰属、色々な理由で、相手の行動に制限を加える事ができる立場と、制限を加えられる立場関係の事をパターナリズム ( paternalism ) と呼びます。

◆ここで言う共産主義とは?

ここで私が言っている共産主義とは、主に中共的(中国共産党)共産主義を指して言っています。プラトンやマルクスのそれでは無く、一党独裁体制の共産主義です。





■パターナリズム関係



人に制限をかける事ができる。これにはいくつかのパターンがあります。

◆小さな社会



小規模なところでは、友人関係や家庭内です。

◇友人関係

「これを言いふらしたりしたら絶好するからな!」
この友人関係の約束事は、片方の人物がもう片方の人物に制限をかける行為です。
相手の行動に制限をかけてでも守らなければならない約束事。
制限をかけられる側は「これを誰かに言えば、友達が困った事になる・傷ついてしまう」このような理由で、友達を外部の攻撃から守る(保護する)目的で同意する事で成立します。

◇家庭関係1

「我が家の門限は18時。これを過ぎる場合は、必ず家に電話をして許可を取る事!」
門限のルールは、誘拐や事件に巻き込まれないようにする事と、巻き込まれてしまった場合に、早くそれに気付けるという理由を中心に成り立ちます。

家庭が未成年者である家族を守る為に、18時までに帰宅させるという行動の強制と、18時を過ぎてはならないという行動の制限をしています。

◇家庭関係2

「我が家では、食事中は水以外を飲んではならない。」

友人関係や家庭関係1のように、明確な保護目的はありません。しかし、別の飲み物を飲むという行動の自由を制限しています。

この場合、一部健康目的という理由があるでしょうが、基本的には躾(しつけ)に分類されます。

ジュースのような飲み物を許可すれば、そればかり飲んでお腹を満たしてしまうので、用意された食事を殆ど食べなくなる。
こういう理由が背景にあります。

結果として、保護対象者の健康管理という『保護目的』です。

◆大きな社会



◇会社関係

「就業時間は午前8時から午後5時までとする。」
このような規則は、会社の営業時間の問題がありますよね。営業時間内に、就業する人が居たり居なかったりするのは困ります。
ですから、主な目的は就労従事の義務です。この目的を果たす為に人を雇うのですから。

次に過労防止という保護目的があります。「時間外の就労には、割増賃金を支払わなければならない。」という義務を会社に負わせる事によって、就労者の健康的な生活を保護しているのです。

双方はWIN-WINの契約で雇用関係を結んでいます。

[A] 就労すればお金を払います。
[B] 就労するのでお金をください。

双方の欲しい物を埋めています。

雇用主と就労者の関係もWIN-WINです。

雇用主は、就業時間や休憩時間という義務を負って就労者を保護する。
就労者は就労中の義務を負う事で、会社の利益や営業継続を守る。

雇用主側の、営業の自由や雇用の自由を守る事が就労者に求められて、就労者側の権利や自由を守る事が雇用主側に求められます。

◇国と国民

国は国民に多くの制限をかける権力を持っています。

子供を学校で勉強させる親の義務。これは「〜させる」という強制であり、子供を学校に通わせない親の自由を制限します。

人を殺してはならないという制限もあります。このような制限は、もし制限を破ってそれを行えば、サンクシュション(制裁や罰)を与える事ができます。

国家にこれらの制限をかける事を許すのは、人命を守る義務を国家に国民が与えている国民です。
生活を守る事も、学力を維持する事も、結局は、この目的を達成する為の細分化に過ぎません。
posted by Mako at 21:16| 日記