2020年09月22日

メンタリストDaiGoさんの言うアドラーの件

前回の続きです。
▼上がった動画がこちら





DaiGo さんは間違っているとかいう指摘の記述ではなくて、彼の言っている内容が、現在一般に知られている心理学と同じだと勘違いして否定している人と同じである事について書いている文章になります。




アドラー心理学の分野



アドラー心理学は、DaiGo さんのような方々がエビデンスとして根拠を置いている心理学とは違います。
彼等は主に、行動心理や統計心理の分野です。

アドラーは心身医学の分野です。ですから土台が違います。わかりやすい名前をあげるなら、フロイトです。なんでも性欲や性癖に結び付ける、あのお下品なフロイトさん(笑)彼と分野は同じです。
精神医学の分野の心理学であり、DaiGo さんや、最近「心理学的には…」と心理学を多用する人々が言っているものとは違うのです。

分野が違うとなれば、それをあてはめたりする対象や用いるべき対象も変わってきます。

だから、一般的に心理学と思われている分野に偏りがある事が問題なのかもしれません。



DaiGoさんの言う心理学



動画や書籍等から、彼の言う心理学とは、主に統計心理学の分野になると思います。行動心理学もありますが。動画の中心になっているのは統計心理学的内容です。
私自身、心理学にあまり興味が無いので断定はできませんが。

例えば、「緑色より赤色を見せた方が対象は恋に陥りやすい。」という研究結果があったとします。
それは「対象者を集めて統計を取った結果、赤色の人の方がそうなりやすかったよ。」というソースがほとんどです。

統計ですから、「5割以上の人はこう行動した」という結果があるわけです。

その結果が5〜6割なのか?
7〜8割なのか?
8〜9割なのか?
これによって言い方を変える場合もあります。

「〜しやすい傾向にある。」
「〜しやすい。」
「〜してしまう。」

統計の結果によって結論の強弱が変わります。




統計心理学をソースに置いた行動は、数割の人はそれに当てはまらなかったという結果も伴うわけですが、素人がこれを扱うと、それを無視してしまう傾向にあります。
その結果に至らなかった人が3割いたとして、「3割しかいなかったから無視。」とするか「3割もいた」とするかで話が変わってきます。

占い師・霊能力者・超能力者詐欺は、心理学で解説できるとしている人は多くいますよね?

実際に占い師や霊能力者に診てもらう立場になった時、彼らが「多くの場合はこれで対象者を騙せる。」と思っている十八番(おはこ)芸があったりします。8割の人をそれで騙す事ができても、2割の騙されない人がいる。
この2割が「あいつはインチキだ!」と言う。

このいんちき能力者を議論の場に持ってくる場合・・・。

「8割の人が本物と認めている」と言うか「2割の人がいんちきだと見抜いた」と言うかで議論のテーマが左右されます。
統計に根拠を置いた心理学は、大雑把にいうとこう事です。

ですから、心理学、特にその分野に詳しくない人の解説は注意が必要です。一方を無視することで、間違った結論が向かいやすいからです。
DaiGo さんの場合は、専門分野(それで稼いでいるプロ)なので大丈夫だと思います。



違和感の論点



しかしながら、今回の DaiGo さんの場合はですね、その分野の違いをはき違えている人と同じ内容の批判に聞こえてしまう言い方で『アドラーの嘘』という動画が上げられました。

私はアドラーもフロイトも、誰であろうと特に信奉したりしていません(笑)
「そういうものかぁ。」と思うだけです。

だから特に怒ったり反論したりしようとしたのでは無く、世に広まってしまった分野を無視したアドラー批判と同じ目線で語る DaiGo さんに違和感を覚えただけです。
私達より専門的であり、スペシャリストなわけですから。分野の違い、心身医学や精神医学に分類される心理学というカテゴリーをハッキリさせずに一般に持ってきてしまう。ここに触れてほしかったと思います。
だって、そこをはき違えている人が多いのは出版社の罪です。

「トラウマなんて無い」という定義が誰にでもあてはまるわけでも無く、治療の分野でも、トラウマの重軽、症状の違い等がありますからね。やっぱり対象と理由とかね?あるわけですよ。

『論理的思考』の基本は、正しい定義付けから。これは私の持論です。論理的思考の原点に戻って欲しい思いも当然あるのですが…。

もしかしたらですよ?彼が述べたい事のきっかけとしてアドラーを使っただけの話かもしれません。その場合、要所を端折って語る事、多少偏ったり誤った世間の認識のままで語る事は話法としてありますからね。
私がそれをくみ取れなかっただけかもしれません。




どちらにしろ、メンタリスト DaiGo と私のどっちを信じるのよ?って話になったら、当然彼を信用するべきです。彼はそれで生計を立てられるほどの知識と経験がありますからね。
私なんて鼻くそです(笑)

だから、まぁ、私の理解不足による違和感かもしれません。はい。
posted by Mako at 09:27| 日記