やっぱり麹がきますよね!
生麹を買ったので、麹物をいくつかレシピに加える予定です。
昆布といい、出汁といい、麹といい… 日本人は本当に旨み好きですよね^^
日本人の食生活の多くに麹が関わっています。
味噌、醤油、お酒、焼酎…
これは、この地方独特の麹菌(微生物)と上手に付き合ってきたからですよね。
甘酒は飲む点滴と呼ばれ、日本酒を美容に使い… これらの根源にあるものは麹です。
麹は天然の調味料であり、天然のお薬であり、結果として美容面でも効果が得られます。
麹の特徴として以下の作用が強いと知られています。
- でんぷんをブドウ糖にする。
- タンパク質をアミノ酸にする。
- 脂肪分を分解吸収する
この3つの強い特性が、健康面への素晴らしいアプローチとして知られる要素です。
さて、これらを体内で効率良く働かせる役目をするのが肝臓です。
麹は肝臓へのアプローチがとても良いのです。
麹はそのままでは使えません。麹が関わる飲料も食品も、麹を発酵させて作ります。
パン作りをする方なら聞いた事があると思います。『天然酵母』。
食べ物が発酵するには酵母の力が必要なんです。
麹が一定温度で発酵するという事は、酵母を持っているからという事になります。
野菜や果物を使って、美容の為に天然酵母を育てている女性もいますね。
ビールを作るのにも必要です。
この酵母も、麹の効能と似た内容が言われていますよね。つまり、酵母を飲むよりも、麹物を飲む方がお得だし効果は強いと考えられます。
ここでひとつ注意があります。
麹菌にしろ、酵母にしろ、セットで言われる『酵素』なのですが…
こちらは積極的に採取しようとしまいと、人体になんら影響を及ぼしません。
健康食品の酵素はお金の無駄です。
えっと…
お肉に麹を発酵させたものをかけておくと、お肉が柔らかくなったり、旨みが出てきたりします。
天然酵母もそうですね。自家製天然酵母を育てている方は、お肉やお魚の下ごしらえに使っていると思います。
では酵素はどうでしょうか?酵素を含む水とやらをかけても、お肉が水っぽい味になるだけです。
動物の肉や魚になんらの効果が出ないのに、人体にだけ良い効果があると思いますか?
これで答えはわかりますよね?
もうひとつ注意したい事があるので書いておきますね。
身体に良いから悪いからという理由で、そればかりを食べ続けたり食べない事を続けるのは良くありません。
身体が欲しがるもの(自分の嗜好では無く)を中心に、幅広いものを食べるべきです。
いつも同じ栄養ばかり与えられたら、不足し続けると、身体はそれに慣れてきます。
本来なら身体が積極的に作るはずの物質を作る効率が下がったり、いつも不足しているからと、別の事に機能や作業を身体がする事になります。
多くの食品を幅広く食べる事は、身体を慣れさせない為に良いのです。
消化に良い物ばかり食べていては、消化しにくい物を急に食べると胃腸がおかしくなったりします。
消化しにくい物も食べるけど、消化に良い物も食べる。
こうする事で、臨機応変な身体が出来上がります。
不足している栄養や、とり続けて必要が無くなっている栄養も、身体の方が欲したり、不必要とシグナルを送ってくる。
こうなるには、手広く栄養を採取している方が良いのです。
脳もそれに応じて働きます。
麹は自然からの贈り物であり、天然の調味料です。
特に日本人の身体にはマッチする微生物です。
美味しさも、効能もくれる素晴らしい食品のひとつです。
偏り過ぎないように、上手に身体に取り入れていきましょう!
美味しくしてくれる菌がある。これ即ち、食べ合わせが良いのです。
お酢もそうです。
お酢が美味しくしてくれる食品がある。
それぞれの特徴と相性を生かした、美味しい食生活を続けましょう!